「通関士試験は、すべての問題を解かなければ合格できない」
そう考えて、本番で1問に時間をかけすぎてしまう受験生は少なくありません。
しかし、通関士試験で合格するために必要なのは、すべての問題を正解することではありません。
通関士試験は、3科目それぞれで合格基準点を取る必要がある試験です。
つまり、満点を目指す試験ではなく、合格に必要な点数を確実に取る試験です。
そのため、短期一発合格を目指すなら、「捨て問」という考え方を持つことが非常に重要になります。
捨て問というと、「解けない問題を諦めること」と考える人もいるかもしれません。
しかし、通関士試験における捨て問は、勉強を放棄することではありません。
限られた時間の中で合格点を取るために、どの問題に力を使うべきかを判断する戦略です。
通関士試験はすべての問題を解く必要はない
通関士試験に合格するためには、すべての問題を正解する必要はありません。
必要なのは、通関業法・関税法等・通関実務の3科目で、それぞれ合格基準点を超えることです。
そのため、「出題された問題は全部解かなければいけない」という考え方で試験に挑む必要はありません。
もちろん、できるだけ多くの知識を身につけ、幅広い問題に対応できる力をつけることは大切です。
しかし、本番では必ず初めて見る問題や、受験生が迷うような難しい問題が出題されます。
どれだけ勉強していても、すべての問題を迷わず解ける状態で試験を迎えることは簡単ではありません。
そこで重要になるのが、「解けない問題が出ることを前提にしておく」という考え方です。
全部の問題を解こうとすると合格に必要な問題を失う
通関士試験で怖いのは、難しい問題が解けないことではありません。
本来なら正解できた問題を、時間不足で落としてしまうことです。
試験本番では、初めて見る問題や判断に迷う問題に出会うことがあります。
そのとき、「絶対に解かなければいけない」と考えてしまうと、その1問に多くの時間を使ってしまいます。
しかし、通関士試験はその難問・奇問など、その1問が解けるかどうかだけで合否が決まる試験ではありません。
その後にも、知識があれば解ける問題や、確実に得点できる問題があります。
難問に時間を使い続けた結果、取れる問題を解く時間がなくなってしまえば、合格から遠ざかってしまいます。
だからこそ、通関士試験では「全部解く力」だけではなく、「解かない判断をする力」が重要になります。
捨て問は短期一発合格するための考え方
短期で通関士試験に合格を目指す場合、すべての分野を完璧にすることは簡単ではありません。
限られた勉強時間の中で、合格に必要な点数を取るためには、優先順位を考える必要があります。
捨て問を考える前に、まずは合格に必要な知識を効率よく身につけることが大切です。
通関士試験では、過去問をどのように活用するかによって、得点力が大きく変わります。
→ 通関士試験の過去問の使い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
本番でも同じです。
すべての問題に同じ時間を使うのではなく、確実に取るべき問題を優先することが大切です。
捨て問という考え方を持っている人は、「解けない問題が出た」ときにも焦りません。
なぜなら、最初からすべての問題を解く必要はないと理解しているからです。
合格するために必要なのは、難問を攻略することではなく、合格基準点を超えることです。
本番では「解ける問題から解く」ことが合格につながる
通関士試験の本番で大切なのは、すべての問題に最初から全力で向き合うことではありません。
まず優先すべきなのは、確実に得点できる問題を取ることです。
問題を見たときに、すぐに解法が浮かぶものや、過去問演習で何度も解いてきたような問題は、確実に得点につなげる必要があります。
一方で、問題文を読んでも判断できないものや、考えても答えにたどり着けるかわからないものに対しては、一度離れる勇気も必要です。
「せっかく出た問題だから解かなければいけない」と考えてしまうと、時間だけが失われてしまいます。
通関士試験では、1問に勝つことよりも、試験全体で合格点を取ることが重要です。
わからない問題を飛ばすことは逃げではない
試験本番で問題を飛ばすことに、不安を感じる人もいるかもしれません。
「後回しにしたら、そのまま忘れてしまうのではないか」
「本当は解けた問題だったのではないか」
そのように感じることもあります。
しかし、捨て問の考え方で大切なのは、最初から完全に諦めることではありません。
一度保留にして、まずは合格に必要な得点を確保することです。
そして時間に余裕ができた場合は、飛ばした問題の中から、もう一度考える価値がある問題に戻ればいいのです。
最初に難問へ集中して時間を失うよりも、全体を見ながら得点を積み重ねるほうが、合格する可能性は高くなります。
私が本番で感じた捨て問の重要性

難しい問題にこだわるより、取れる問題を確実に取ることが合格につながると、本番で実感しました。
実際に試験を受けて感じたのは、すべての問題を解こうとする考え方ではなく、合格するために解くべき問題を見極めることが大切だということでした。
試験では、初めて見る問題や判断に迷う問題が必ず出てきます。
そのときに、その問題にこだわり続けるのではなく、一度離れて確実に取れる問題へ進むことが大切です。
結果的に、別の問題を解いたあとに戻ることで解けることもあります。
通関士試験で大切なのは、すべての問題に勝つことではなく、合格点を取るために正しい判断をすることだと実感しました。
別の問題を解いているうちに答えが見えることもある
本番では、一度離れた問題に後から戻ることで解けることがあります。
難しい問題をずっと考え続けていると、視野が狭くなり、必要以上に悩んでしまうことがあります。
しかし、別の問題を解いている間に頭の中が整理され、先ほど迷っていた問題の考え方が浮かぶことがあります。
これは、実際の試験で非常に大切な考え方です。
「今解けない問題=絶対に解けない問題」ではありません。
だからこそ、一度飛ばして全体を見ることが、結果的に正解につながることがあります。
通関士試験で必要なのは問題を解く力だけではない
通関士試験では、知識量だけでなく、本番でどのように戦うかという判断力も重要になります。
どれだけ勉強していても、本番では想定外の問題や難しい問題に出会います。
そのときに大切なのは、「全部解かなければいけない」と焦らないことです。
合格者は、すべての問題を完璧に解いているわけではありません。
合格に必要な問題を見極め、取れる点数を確実に積み重ねています。
つまり、通関士試験では「解く力」と同じくらい、「解かない判断をする力」が重要なのです。
捨て問を理解することが短期一発合格につながる
短期間で通関士試験に合格するためには、すべてを完璧にしようとしないことも大切です。
もちろん、基本知識を身につけ、過去問を繰り返し学習することは必要です。
しかし、本番で合格点を取るためには、勉強してきた知識をどのように使うかが重要になります。
捨て問という考え方を持っていれば、難しい問題が出ても冷静に対応できます。
「この問題に時間を使うべきか」
「今は先に取れる問題を解くべきか」
その判断ができることが、合格するための大きな武器になります。
まとめ|通関士試験は捨て問という考え方が合格につながる
通関士試験は、すべての問題を正解する試験ではありません。
3科目それぞれで合格基準点を取ることで、合格できる試験です。
だからこそ、「全部解かなければいけない」という考え方ではなく、捨て問という考え方を持つことが大切です。
捨て問とは、勉強から逃げることではありません。
合格するために、限られた時間の中で得点を最大化するための戦略です。
本番では、必ず解けない問題や迷う問題が出てきます。
そのときに焦らず、解ける問題を確実に取り、必要であれば難しい問題へ戻る。
この考え方を持つことが、短期一発合格を目指す受験生にとって大きな力になります。


