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「50代・未経験から1年で通関士合格!」なんて書くと、いかにも「順調に問題なく進めました」とか書いていそうですが、現実はそんなに甘くありません。 実際は、法律用語にいちいち戸惑ってイライラし、模試の判定に震え、同じような境遇から逆転した合格体験記をネットで読み漁って正気を保つ、という1年でした。 今日は、私が実際に何を捨て、どこに集中し、どうやって合格ラインに届いたのか、本音のスケジュールを公開します。
1年間の全体像:科目ごとにスタートをずらしたスケジュール
フルタイムで働きながらの挑戦だったので、1日10時間勉強!なんて無理ゲーは最初から諦めました。その代わり、季節ごとに「これをやらないと落ちる」というポイントだけを絞り込みました。
- 秋(11〜12月): まずはわからなくて講座をとりあえず聞く(言葉に慣れる)
- 冬(1月〜): 過去問解いて間違ってばかり絶望時期(エビングハウスの忘却曲線で復習)
- 春(4月〜): 実務対策に本腰いれる(通関実務対策)
- 夏(8月〜): 判定に震える模試(メンタル維持)
- 直前期(9月): もう新しいことは覚えない(知識・記憶キープ段階)
「全科目を同じタイミングで一気勉強スタート!」と気負うと死ぬので、季節ごとに役割を分けるのが完走のコツです。
秋(11〜12月):法律用語に慣れるだけで十分
最初の2か月は、とにかく「言葉」が頭に入ってきません。似たような制度、似たような名前。過去問を解いても「さっき見たこれ、どっちの制度だっけ?」とミスを連発。正直、かなりイライラしました。
- 講義動画は15〜30分。短くても毎日見る(理解よりも慣れる)
- テキストを全部覚えようとしない
- 「暗記で乗り切るのは無理」と早々に損切りし、制度の背景や文脈の理解に全振りする
この時期は「わからなくて当然」と開き直れるかどうかが勝負です。
冬(1月〜):正答率3割からの「エビングハウス作戦」
年が明けて過去問に入りましたが、最初の正答率はたったの3割でした。関税法からスタートしたものの、「昨日やったはずなのに、今日もまた間違える」という自分に呆れます。ですが、ここでメンタルを削ってはいけません。
- 1日1問でもいいから過去問に触れる(止まったら終わり)
- エビングハウスの忘却曲線を意識して、ベストなタイミングで復習する
- ×がつく問題は「伸び代」と捉え、効率よく、優先的に繰り返し解く
この時期、私はSNSを「通関士試験関係のYouTubeや合格体験記」以外すべて遮断しました。飲み会も試験が終わるまですべて断りました。正解率が上がるほうが気持ちがラクになりました。
春(4月〜):独学の限界を認め、「LEC」に課金する
春になると知識が繋がり始めますが、最大の壁「実務の貨物分類)」が立ちはだかります。税番を振る作業が知識がなく膨大に感じて、いっぱいいっぱいになったのです。「これ、本当に一発合格できるの?」と本気で疑いました。
- LECの「通関実務対策講座 貨物分類編」を単発の通信で受講
- 「一発合格」するために勉強法を補強する
- 97類までの分類の説明がわかりやすく助かった
メイン教材を信じるのは大事ですが、一発合格したいなら、必要なところには投資する。この柔軟さが合格を分けます。
夏(8月〜):模試の判定に振り回されないメンタルを保つ
8月には、関税協会の模試が控えています。この模試の判定が悪かったときは「あと1ヶ月しかないのに大丈夫か?」と精神的にすごくきつかった。
- 週末は本番と同じタイムスケジュールで通しで過去問を解く
- 判定に凹んだら、ネットで「同じような経験から逆転合格した人の体験記」を読み漁って正気を保つ
- 「ここまでやったんだから通関士試験は私を受け入れてくれる」と信じる
模試は学力を測るためというより、「本番の空気に慣れるため」の練習台です。「まだ大丈夫、あきらめなければいける!」と言い聞かせました。
直前期(9月):新しいことは覚えない
直前期は、不安からか知らない知識を詰め込みたいって思ってしまうんです。新しい参考書も参考までにとか見てしまうと、これもやった方がいいのでは?と思うのです。でも、心を鬼にして新しい教材には手を出さないようにしました。
- 今まで信じてきた教材と、自分の×印がついた過去問だけを繰り返す
- 通関実務・計算問題の手順を、完全にルーティン化する
- 税番分類のよく出る品目だけを絞って見直す(通勤時と寝る前)
- 「増やす」のではなく「今までやったことを忘れないようにする」
焦りが出やすい時期ですが、やることを増やさないことで心は落ち着きます。
1年間を通して続けられた理由
きれいごと抜きで、1年完走できた理由は以下の3つです。
- 短時間でも「毎日」を勉強に触れた
- 娯楽を「損切り」した(合格後のご褒美にする)
- 理解中心で進めた
- 「完璧主義」を捨てた(深堀し過ぎず、合格ラインを超えればOK)
通関士試験は範囲が広いですが、特に「完璧主義を捨てる」ことが、50代の勉強では重要で、1年で合格ラインは必ず超えられます。
まとめ:無理をしないスケジュールが合格につながった
通関士試験は勉強量が多い資格ですが、無理なく続けられる「自分だけの戦略」が必ずあります。
- 科目ごとの勉強を始めるタイミングを季節ごとに分ける
- 理解中心で進める(暗記に頼らない)
- 短時間でも毎日触れる
- 完璧主義にならない
このように進めたことで、未経験でも1年で合格ラインに届きました。

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